Reconstruction of movement-related intracortical activity from micro-electrocorticogram array signals in monkey primary motor cortex. Watanabe H, Sato M, Suzuki T, Nambu A, Nishimura Y, Kawato M, Isa T (2012) Journal of Neural Engineering (5月9日電子版掲載)
Image may be NSFW. Clik here to view.3つの神経(領域)(A,B,C)と、3つの神経(領域)(X,Y,Z)がつながり、複雑な神経回路を作っていると仮定します。このうち、BからYへのつながり(経路)を標的に遺伝子導入したいと想定します。この際、神経Yの神経のつなぎ目(シナプス)部位に逆行性ウイルスベクターである高頻度逆行性遺伝子導入 (highly efficient retrograde gene transfer , HiRet)ウイルスベクターを注入すると、神経Yに通じている神経に遺伝子(赤)が導入されます。その上で、神経Bに順行性ウイルスベクターを注入すると、神経Bの神経に別の遺伝子(青)が導入されます。この2つの遺伝子(赤と青)が二重に導入されたときのみに働くような仕組みを作っておけば(二重遺伝子導入法)、神経Bから神経Yへの経路だけに特異的に遺伝子発現による影響を与えることができます。
Genetic dissection of the circuit for hand dexterity in primates Masaharu Kinoshita, Ryosuke Matsui, Shigeki Kato, Taku Hasegawa, Hironori Kasahara, Kaoru Isa, Akiya Watakabe, Tetsuo Yamamori, Yukio Nishimura, Bror Alstermark, Dai Watanabe, Kazuto Kobayashi, Tadashi Isa 英国科学誌Nature 6月17日電子版
Residual attention guidance in blindsight monkeys watching complex natural scenes Masatoshi Yoshida, Laurent Itti, David J. Berg, Takuro Ikeda, Rikako Kato, Kana Takaura, Brian J. White, Douglas P. Munoz & Tadashi Isa Current Biology, 6月28日号電子版
Expanding the repertoire of optogenetically targeted cells with an enhanced gene expression system Kenji F. Tanaka, Ko Matsui, Takuya Sasaki, Hiromi Sano, Shouta Sugio, Kai Fan, René Hen, Junichi Nakai, Yuchio Yanagawa, Hidetoshi Hasuwa, Masaru Okabe, Karl Deisseroth, Kazuhiro Ikenaka, Akihiro Yamanaka Cell Reports, 7月19日電子版
Neural selectivity and representation of gloss in the monkey inferior temporal cortex Akiko Nishio, Naokazu Goda, Hidehiko Komatsu ザ・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス 8月1日号電子版
心臓の筋肉細胞(心筋細胞)にはCFTRと呼ばれるアニオンチャネルが発現しており、細胞外シグナル(アドレナリン、アデノシン、ATP)受容体刺激による細胞内蛋白キナーゼA/Cの活性化によって開口して、心筋細胞の電気活動や容積調節や虚血プレコンディショニングに関与することが知られている。 今回、マウスの左冠状動脈を結紮・再開放(虚血・再灌流)してもたらされる心筋梗塞(心筋壊死)に伴い、①心室筋内のCFTR蛋白質の発現は減少せずに、むしろ増大すること、②心筋傷害はCFTR活性化をもたらす各種薬剤を再灌流開始10分以内に投与することによって救済されること、③逆に心筋傷害はCFTR阻害剤の投与によっては増悪すること、④CFTRノックアウトマウスでは心筋傷害は増悪し、CFTR活性化剤投与によって救済も改善もされないことを明らかにした。更には、単離培養心室筋細胞を用いた虚血・再灌流モデル実験においても、上記①、②、③は再現され、加えて⑤この傷害の原因はアポトーシス死ではなくネクローシス死によること、⑥その傷害はCFTR遺伝子の強制発現によって救済され、CFTR遺伝子ノックダウンによって増悪すること、等を明らかにした。これらの結果は心筋梗塞時のネクローシス性心筋細胞死は、再灌流時のCFTR活性化によって防御・救済されることを示している。 そのメカニズムとしては、CFTRは膨張した細胞の容積調節に関与しうるという野間らの報告(Wang et al. 1997 J Gen Physiol)を考え合わせると、おそらくCFTRアニオンチャネルの開口(によるクロライド流出)によって、心筋細胞がネクローシス死(細胞破裂死)をおこす前に膨張した細胞容積が調節されることによるものと考えられる。 再灌流直後は、心筋梗塞患者に治療を施すことができ、しかも薬物が病巣に到達しうるタイミングでもあるので、本研究成果は心筋梗塞に対する新しい治療法が開発される可能性を開くものである。
Social rewards enhance the offline improvement in motor skill Sho K. Sugawara, Satoshi Tanaka, Shuntaro Okazaki, Katsumi Watanabe, Norihiro Sadato 米国科学誌プロスワン(電子版 11月7日号)
The primate ventral pallidum encodes expected reward value and regulates motor action. Yoshihisa Tachibana and Okihide Hikosaka 米国神経科学誌NEURON (11月21日号電子版)
Application of an optogenetic byway for perturbing neuronal activity via glial photostimulation Takuya Sasaki, Kaoru Beppu, Kenji F. Tanaka, Yugo Fukazawa, Ryuichi Shigemoto, and Ko Matsui 米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America) 11月26日の週に電子版掲載